「レシピに“砂糖60g”って書いてあるけど……大さじでどれくらい?」
そんなふうに感じたこと、ありませんか?
料理を始めたばかりの頃は、グラム表示に戸惑ってしまうこともありますよね。
でも大丈夫。
この記事では、砂糖60gが大さじで何杯か、種類ごとの違いや量り方のコツまで、丁寧に解説していきます。
料理初心者の方や、計量スプーンしかない方でもすぐに使える情報が満載です。
一緒に“おいしく失敗しない”お料理を目指していきましょう。
砂糖60gは大さじ何杯?まずは目安をチェック
砂糖の種類によって若干の違いはありますが、基本的に上白糖の場合は、
• 大さじ1杯=約9g
となっています。
この「大さじ1杯=約9g」を基準にして計算すると、
• 30g → 大さじ 約3.3杯
• 60g → 大さじ 約6.6杯
と求めることができます。
料理のレシピに「30g」「60g」と記載されているときは、この目安を覚えておくととても便利です。
また、実際の計量ではすり切りを基本としましょう。
ふんわりすくってしまうと実際より軽くなってしまいますし、山盛りにしてしまうと重くなってしまいます。
たとえば、ぎゅっと押し固めた大さじ1杯は、9gを大きく超えてしまう可能性があります。
反対に、ふわっと盛っただけだと8gにも満たないこともあるので、できるだけ正確に量るにはスプーンのフチで表面をきちんとすり切ることが大切です。
正確な分量で作ることで、レシピどおりの味を再現できたり、お菓子作りの失敗を防ぐことにもつながりますよ。
【種類別】砂糖のグラムと大さじの早見表
砂糖といっても、いろんな種類がありますよね。
見た目は似ていても、実は質感や重さ、味わいまで少しずつ異なるんです。
特に大さじ1杯あたりのグラム数は、種類によって結構差が出るので、正確に量りたいときにはとても重要なポイントになります。
たとえば、お菓子作りのように分量が味に大きく影響するレシピでは、砂糖の種類による微妙な違いが仕上がりに差をつけることも。
代表的な砂糖の種類と、大さじ1杯あたりのグラム数は以下の通りです。
• 上白糖:約9g
→ 日本の家庭で最もよく使われている砂糖で、しっとりとした質感が特徴。クセがなく、どんな料理にも使いやすいです。
• グラニュー糖:約12〜13g(さらさらで重め) → 洋菓子に使われることが多く、粒が細かくて軽やかな見た目。水に溶けやすく、製品によって12g前後のものもあります。
• 三温糖:約9g(上白糖と同じくらい) → 製造の最後に加熱されていて、色がやや茶色っぽいのが特徴。コクのある甘みで煮物などにぴったり。
• きび砂糖:約9〜10g(製品によってばらつきあり) → さとうきびを原料とした自然派の砂糖で、ほのかに独特な風味があるのが魅力。しっとりとしたものはやや重くなりやすく、製品ごとにグラム数が異なることもあります。
このように、同じ「大さじ1杯」でも砂糖の種類によって重さに差があるため、レシピに応じて選ぶのがおすすめですよ。
早見表(30g・60gの場合)
砂糖の種類 | 30gは何杯? | 60gは何杯? |
---|---|---|
上白糖 | 約3.3杯 | 約6.6杯 |
グラニュー糖 | 約2.4〜2.5杯 | 約4.8〜5.0杯 |
三温糖 | 約3.3杯 | 約6.6杯 |
きび砂糖 | 約3〜3.3杯 | 約6〜6.6杯 |
※あくまで目安です。種類やメーカーによって誤差があります。
正確に量るには?計量スプーンの使い方とコツ
「なんとなく」では量りづらい砂糖。
正確に量ることで、レシピの完成度がぐっと高まり、味のばらつきも減ってきます。
ここでは、初心者の方でも簡単に実践できる、正しく砂糖を量るための基本的なポイントをご紹介します。
• すり切りが基本!
→ 山盛りにせず、スプーンのフチで表面をしっかりと平らに整えるようにしましょう。表面をカードやバターナイフなどでまっすぐにならすと、きれいにすり切れます。
• 粉ものはふんわりすくうと軽くなる
→ すくうときは容器の中で数回ふんわりと持ち上げるようにして、ぎゅっと押しつぶさないようにするのがポイントです。押し固めてしまうと本来より多くなってしまうため、味が濃くなってしまう原因にもなります。
• スプーンのサイズは必ず「大さじ」と明記されたものを使う
→ 似たようなサイズのスプーンでも、容量が微妙に違うことがあります。100円ショップなどで購入できる計量スプーンには「大さじ15ml」と記載されているものを選ぶようにすると安心です。
このように、ちょっとしたポイントを意識するだけで、いつもの料理が格段に作りやすくなりますよ。
大さじがないときはどうする?家にあるもので代用OK
「大さじスプーンが見つからない!」というときもありますよね。
そんなときは、以下のアイテムでだいたいの目安をつけることができます。
• ペットボトルのキャップ:約7.5ml(=小さじ1.5杯程度)
→ 飲み終わったキャップをよく洗って使えば、応急的に使えます。
• ティースプーン:小さじ1程度
→ 大さじ1は小さじ3なので、ティースプーンで3回分を目安にすると便利です。
• 使い捨ての紙スプーン:山盛りで大さじ1相当のものもあり
→ コンビニやカフェなどで付いてくる紙スプーンも、山盛りにすれば大体15mlくらいになります。
そのほか、アイスクリーム用のプラスチックスプーンや小さな軽量カップの15mlの線を活用するのもおすすめです。
また、スプーンに「ml」や「cc」などの表記がある場合は、底や柄の裏をチェックしてみてください。
※あくまで“だいたいの目安”なので、厳密な計量が必要なときは注意してください。
お菓子作りや調味料の分量にシビアなレシピでは、できるだけ正しいスプーンを用意するようにしましょう。
砂糖を大さじで量るときの注意ポイント
意外と見落としがちな注意点も。
• 湿気で砂糖が固まっていると、正確な量が出せません。
• 山盛りにすると量が増えてしまうため、すり切りが基本です。
• 種類によって同じ体積でも重さが違うので、できれば早見表を参考にして。
レシピ通りに作っても甘さが違うと感じたら
「同じ分量のはずなのに、なんだか甘すぎる……?」
そんなふうに感じたことがある方は、以下のようなポイントを一度チェックしてみるとヒントが見つかるかもしれません。
• 砂糖の種類を確認してみましょう
→ グラニュー糖はさらさらしている分すくいやすく、見た目よりも重くなりやすいため、同じ分量でも上白糖より甘く感じやすい傾向があります。
• スプーンの使い方やすくい方に注意
→ すり切りせずに山盛りのまま使っていたり、ぎゅっと押し込んでしまっていると、必要以上の量を加えている可能性があります。
• ほかの調味料との兼ね合いをチェック
→ 料理全体の塩気や酸味、出汁の強さによっても甘さの感じ方は変わります。味つけのバランスによって、いつもより甘く感じてしまう場合も。
• レシピと使用している砂糖の種類が合っていない場合も
→ 海外のレシピではグラニュー糖が前提になっていることが多いため、日本で上白糖を使うと甘さが違ってくることがあります。
味に違和感があるときは、一度原因を探ってみて、次回からは少しずつ調整しながら量を決めてみてくださいね。
「ちょっと少なめにしてみる」だけでも、ぐっと自分好みの味に近づけることができますよ。
大さじ1杯のカロリーと糖質はどれくらい?
気になるカロリーと糖質の目安も、あらかじめ知っておくと便利です。
• 上白糖:大さじ1=約35kcal/糖質 約9g
• グラニュー糖:約50kcal/糖質 約13g
料理やお菓子づくりで量が多くなるときは、カロリー面も意識しておくとよいですね。
計量スプーンの選び方と清潔に保つポイント
毎日のように使う計量スプーンだからこそ、選び方やお手入れも大切です。
• 透明や半透明タイプ:中身の量が見えて便利
• ステンレス製:湿気に強くて長持ち
• フック付きや連結タイプ:収納や管理がしやすい
お手入れポイント
• 使用後は乾いた布で拭くか、よく乾かしてから収納
• 油分や塩分がついたままだと錆やベタつきの原因になります
計量が正確になると料理がもっと楽しくなる♪
• いつもの味を安定して作れるようになる
• レシピ通りに仕上がるから失敗が減る
• 食材や調味料の無駄が減るので節約にも◎
計量が上手になると、料理がよりラクに、楽しくなってきますよ♪
まとめ|砂糖の大さじ換算を覚えておくと便利!
• 上白糖の場合:大さじ1杯=約9gが基本
• 60gなら約6.6杯が目安
• 砂糖の種類によって重さに違いがあるので、早見表を活用
• スプーンがないときは代用品もOK(目安として)
• 正確に量ることで、味の安定・失敗防止・時短にもつながります
覚えておいて損なしの砂糖の大さじ換算。
これを機に、ぜひ日々の料理にも活かしてみてくださいね♪