「ローリエがない……でも今すぐ煮込み料理が作りたい!」そんな経験はありませんか?
煮込み料理やスープなど、レシピにローリエが登場することはよくありますよね。
でも、使いたいときに限って手元にないことも。
そんなときに役立つのが、ローリエの“代用品”です。
この記事では、家庭によくある食材やスパイスで、ローリエの代わりに使えるものをご紹介します。
「どれが一番近いの?」「使い方は?」「子ども向けでも大丈夫?」そんな疑問にもお答えしながら、丁寧に解説していきますね。
毎日の料理がもっと自由で楽しくなるよう、ぜひ最後まで読んでみてください。
ローリエってどんな役割?
香りの働きと料理への効果
ローリエ(ベイリーフ)は、煮込み料理やスープに独特の香りを加えるために使われるハーブです。
お肉や魚の臭みをやわらげて、全体の味わいをまろやかに整えてくれます。
特にビーフシチューやカレー、ポトフなど、時間をかけてじっくり煮る料理にピッタリ。
香りは強すぎず、ふんわりと広がるのが特徴です。
なぜ入れると美味しくなるのか?
ローリエには「シネオール」や「オイゲノール」といった香り成分が含まれており、これが料理に深みや上品な風味を加えてくれます。
スパイスといっても辛みはなく、どんな味付けにもなじみやすい万能選手です。
Q. ローリエって香りが強いの?
実はローリエの香りはとてもやさしく、食材の邪魔をしないのが特徴です。
でも、苦手と感じる人も一部にはいますので、代用品で調整できるのも嬉しいポイントです。
Q. 入れないと失敗する?
入れないと「失敗」とまではいきませんが、風味がやや物足りなく感じることも。
特に臭みが気になるお肉の煮込み料理では、香りを補うためにも何か代用しておくと安心です。
ローリエの代用品7選|身近なもので風味アップ!
1. ナツメグ|料理に深みを加えるスパイス
ほんの少し使うだけで、料理にコクと奥行きを加えてくれるナツメグ。
特にハンバーグやミートソースに合います。
ただし入れすぎると独特の風味が強く出るので注意しましょう。
2. ネギ(青い部分)|爽やかさと旨みをプラス
意外に思われるかもしれませんが、ネギの青い部分には爽やかな香りがあります。
煮物やスープに一緒に入れることで、ローリエに似た効果が得られます。
3. オレガノ|洋風料理にぴったりの香り
イタリアンでよく使われるオレガノは、ピザソースやトマト煮込みとの相性抜群。
香りが少し強いので、少量ずつ試してみると良いでしょう。
4. タイム|じっくり煮込みに最適
細かい葉が特徴のタイムは、スープや煮込み料理で香りを引き立てます。
乾燥タイプでも十分香りが広がるので、使いやすいスパイスのひとつです。
5. ローズマリー|香り高く肉にも魚にも◎
香りが華やかで個性的なローズマリー。
肉の臭み消しに最適ですが、入れすぎると主張が強くなりすぎるので注意が必要です。
6. セロリの葉|臭み消しと野菜のコクを両立
セロリの葉は、じつは料理の香り付けにぴったり。
クセの少ない青臭さが、ローリエの代わりとして活躍します。
7. バジル|爽やか&まろやかな香りに
乾燥バジルでもOK。
甘くやわらかい香りが、野菜のスープやトマト煮込みにぴったりです。
代用スパイスは、ブレンドしてもOK。
「タイム+オレガノ」や「セロリの葉+バジル」など、相性のいい組み合わせで、より奥行きのある香りに仕上がります。
どう使う?代用品の使い方とコツ
Q. 代用スパイスは何枚・何グラム?
ローリエ1枚分の香りは、スパイスによって異なりますが、ナツメグやタイムなら0.1~0.3gほどが目安。
香りが強いものはごく少量から始めてみてください。
Q. どのタイミングで入れるべき?
基本的に、ローリエと同じく「煮込みの最初」に入れるのがおすすめです。
香りが料理全体になじみ、深みが増します。
Q. 風味が強すぎたらどうする?
万が一入れすぎてしまったら、牛乳やトマト、玉ねぎなど、味をやわらげる素材を加えるとバランスがとれやすくなります。
レシピ付き|代用品で作るおすすめ料理
簡単!代用スパイスで作るビーフシチュー
【材料例】
・牛肉 300g
・玉ねぎ 1個
・人参 1本
・ナツメグ ごく少量(0.2g程度)
・赤ワイン、コンソメ、ケチャップ 各適量
→ 煮込むときにナツメグを加えると、コクと奥行きが増します。
セロリの葉で作る本格ポトフ
【材料例】
・ウインナーや鶏肉 200g
・キャベツ・人参・玉ねぎなど
・セロリの葉 一握り
・塩・こしょう・水 各適量
→ セロリの葉を一緒に煮込むことで、やさしい香りが広がります。
ナツメグ入りトマト煮込みの絶品アレンジ
トマトベースにオレガノやバジルを組み合わせることで、ローリエがなくても香り豊かな一品に。
お好みでチーズを加えるとさらにコクがアップします。
代用品のメリットと注意点
Q. 本物のローリエと何が違うの?
代用品の香りや風味は、ローリエと完全に同じではありません。
ですが、料理の雰囲気をしっかりと整え、臭みを抑えるという点では十分に役立ちます。
たとえば、セロリの葉は香りが自然で、野菜との相性も良く、タイムやバジルは洋風煮込みによく合います。
本物のローリエとは違って、香りがやや軽めのものが多いので、味に繊細さを出したい時にも使いやすいですよ。
Q. 子ども向けならどれが安心?
香りが強すぎない「ネギ」や「セロリの葉」、「バジル」がおすすめです。
子どもは香りに敏感なことが多いので、やさしい風味のものから試してみると安心です。
反対に、ナツメグやローズマリーは風味が濃厚なため、ごく少量から加えて味をみるのがコツです。
Q. 香りの強さが気になる人は?
タイムやオレガノなどのハーブは、入れる量によって香りが大きく変わります。
最初は少なめに加え、途中で様子を見ながら調整していくと失敗が少なくなります。
また、苦手な香りの代用品は無理に使わず、「香りなし」で仕上げるという選択肢もありですよ。
代用品はどこで手に入る?
Q. 100均のスパイスでもいいの?
最近の100円ショップには、乾燥ハーブやスパイスが豊富に揃っていて、料理初心者の方にも手に取りやすいですよね。
ただ、香りの強さや鮮度は商品によってバラつきがあることも。
パッケージの記載をチェックして、なるべく新しいものを選ぶと安心です。
Q. セロリの葉ってスーパーで売ってる?
実はよく見ると、スーパーの野菜コーナーで見つかることも。
セロリの本体と一緒に売られていることが多いので、葉の部分がついているものを選びましょう。
切り落とされていることもありますが、店員さんに「葉付きのものがあるか」聞いてみると、案外あるかもしれません。
Q. 家庭菜園のハーブも使える?
はい、使えます!
ベランダやキッチンで育てているローズマリーやタイム、バジルなどは、代用にもぴったり。
自家製ハーブなら、必要なときにすぐ収穫できるのも魅力です。
使う際はよく洗ってから、香りが立つように手で軽くつぶして加えると、より風味が広がります。
まとめ|ローリエがなくても香り高く
Q. どれを常備しておくべき?
日頃からよく煮込み料理をするなら、「タイム」や「ナツメグ」がおすすめ。
軽やかに香りづけしたいなら「セロリの葉」や「バジル」をストックしておくと安心です。
乾燥スパイスは長持ちするので、小瓶でいくつか揃えておくと料理の幅が広がります。
Q. 次にローリエを買うとしたら?
スーパーで見かけたら、ぜひ1袋買っておくのもおすすめです。
ドライとフレッシュがありますが、保存性を考えるならドライが便利。
1袋で数十枚入っているので、コスパも良いですよ。
Q. 代用品レシピをもっと試すには?
今回ご紹介した代用品をきっかけに、いろいろなレシピにチャレンジしてみてください。
「これは合うかな?」と試していく中で、自分好みの香りや味が見つかるかもしれません。
ローリエがなくても、工夫次第で料理はもっと楽しくなりますよ。
スパイスやハーブは、ほんの少し加えるだけで、料理の印象がぐっと変わります。
今回ご紹介した代用品も、きっとあなたのキッチンで役立つはず。
大切なのは「正しくなければダメ」と思わず、自由に楽しく、そして自分や家族の好みに合わせてアレンジすることです。
ローリエがない日も、気負わず、安心して料理を楽しんでくださいね。