「わんこそばって、1杯でどのくらいの量なんだろう?」
そんな素朴な疑問、抱いたことはありませんか?
テレビや旅行番組でよく見る、あのスピード感あふれるそばのリレー。
次々に小さなお椀にそばが入れられていく様子は、見ているだけでも楽しくなりますよね。
でも、実際に何グラム入っているのかとなると、あまり知られていないのが現実です。
「100杯食べた!」と聞くと、「えっ!?そんなに!?」と驚くかもしれませんが、1杯あたりの量を知れば、その驚きもきっと少し変わるはず。
この記事では、そんな「わんこそば1杯の重さ」を中心に、ルールや楽しみ方、人気店、そして大会情報まで、たっぷりご紹介します。
わんこそばとは?その魅力を解説
わんこそばの起源と歴史
わんこそばと聞くと、思わず「よーい、スタート!」の掛け声と共にお椀が次々に差し出される、あのにぎやかな光景を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。
このユニークな食文化が生まれたのは、岩手県花巻市とされています。
江戸時代、花巻を訪れたお殿様にそばを振る舞った際、小さな器で何度もおかわりをしたことから、このスタイルが定着したといわれています。
おもてなしの心と、楽しい食のイベントが融合してできたのが、わんこそばなのです。
岩手県とわんこそばの関係
わんこそばといえば岩手、岩手といえばわんこそば。
それくらい、地元の名物として知られています。
中でも花巻市、盛岡市、そして遠野市の3地域がわんこそばの「三大拠点」とされています。
観光の目玉としても愛されており、岩手を訪れたらぜひ体験してみたいアクティビティのひとつです。
わんこそばのルールと食べ方
わんこそばの最大の特徴は、店員さんが次々とお椀にそばを投げ入れてくれるというスタイルです。
一杯食べ終わるとすぐに次のそばが補充されるので、テンポよくどんどん食べ進めていくことになります。
「ストップ!」と言わない限り、そばは永遠に注がれ続けます。
満腹を感じたら、素早くお椀にふたをして終了の合図を出すのが基本です。
わんこそばの1杯の重さは?
わんこそばの1杯は何グラム?
「わんこそばって、1杯あたりどのくらいの量が入っているの?」
見た目は小さいお椀にちょこっと入っているだけですが、実際の重さは気になるところですよね。
一般的に、わんこそばの1杯は約10~15グラム程度とされています。
つまり、10杯食べても約100~150グラムほど。
ごはん1膳分(約150グラム)くらいなので、見た目ほどお腹にはたまりません。
ただし、これはあくまで目安。店舗によって若干の差があります。
わんこそばの平均的な杯数と重さ
平均的な挑戦者は、男性で50~60杯、女性で30~40杯程度と言われています。
単純に計算すると、
• 男性(60杯×12g)=約720g
• 女性(40杯×12g)=約480g
そば自体の量でいうと、1食分としてはちょうどよいくらいか、ちょっと多いくらいかもしれませんね。
ただ、あのスピード感と雰囲気の中で食べると、ついつい進んでしまうから不思議です。
わんこそばの食べ方と戦略
わんこそばのチャレンジ方法
挑戦の仕方はとてもシンプルです。
お店に入って「わんこそばコース」を注文すると、専用のカウンターや席に案内され、エプロンをつけ、スタートの準備が整います。
「いただきます!」の合図と共に、スタッフさんが小さなお椀にそばをテンポよく入れてくれます。
箸を止めず、目の前に現れるそばを次々と食べるのがルールです。
ふたを閉じた瞬間が、ゴール。
その瞬間、「何杯達成!」と発表されるのがまた楽しいところです。
何杯からすごい?挑戦者の記録
では、何杯食べれば「すごい!」と言われるのでしょうか。
目安としては、
• 初心者:30~50杯
• 上級者:60~80杯
• チャレンジ精神旺盛:100杯以上
特に100杯を超えると、店員さんも「おおっ!」と声を上げてくれるかも。
食べるペースのコツと戦略
ポイントは「のどごしを活かす」こと。
そばは噛まずにするっと飲み込むように食べると、スピードも落ちず、お腹もふくれにくいです。
また、薬味を上手に活用するのもコツ。
わさび、ねぎ、大根おろしなどで味変をすると、飽きが来にくくなります。
途中で水やお茶を飲みすぎると満腹感が出てしまうので注意です。
わんこそばを楽しむための情報
わんこそばを提供する人気店舗
わんこそばを体験できる人気店をご紹介します。
• 【盛岡】東家本店
• 【花巻】やぶ屋総本店
それぞれ、歴史あるお店で、味も雰囲気も抜群です。
予約をおすすめしますが、観光シーズンはとくに混雑するので要注意です。
女性と男性の平均杯数の違い
男性の方がやや多く食べる傾向にありますが、最近では女性のチャレンジャーも増えてきています。
平均としては、
• 男性:50~60杯
• 女性:30~40杯
でも、中には100杯を軽く超える女性も。
自分のペースで楽しむのがいちばんです。
旅行で訪れたいわんこそばのスポット
岩手県内では、そば以外にも温泉や自然、歴史的建造物など、見どころがたくさん。
花巻温泉、盛岡城跡公園、中尊寺など、観光もあわせて楽しめます。
「わんこそば食べ歩き+観光」は、満足度の高い旅になりますよ。
わんこそばの価格とコスパ
わんこそばの値段について
料金は店舗にもよりますが、おおむね2,000円~3,000円ほど。
これにはそば食べ放題に加えて、薬味や汁物がついてくることが多いです。
パフォーマンス性もあり、エンタメとして考えると十分に納得の価格です。
何杯で元取れる?コスパ勝負
仮に1杯=15gとした場合、100杯で1.5kg。
それだけ食べれば、さすがに元は取れているといってよさそうですね。
とはいえ、楽しさや経験を含めての「満足感」が重要です。
「何杯食べたら得か」ではなく、「どれだけ楽しく食べられたか」がポイントです。
100杯チャレンジの難易度と対策
100杯食べたい!と思ったら、少し体を慣らしておくとチャレンジしやすくなります。
• 朝食は控えめに
• 昼食はスキップ
• 水分を控えめに
本番では、テンポよく食べる練習をしておくと安心です。
わんこそばの新たな魅力
人気のトッピングと薬味
わんこそばには、さまざまな薬味がついてきます。
• わさび
• ネギ
• 大根おろし
• きざみのり
• なめこおろし
• しそ
これらを組み合わせることで、飽きずに最後まで楽しめます。
味変しながら食べるのが、記録更新のコツかも。
わんこそばのSNSでの盛り上がり
最近では、SNSで「わんこそばチャレンジ」の様子を投稿する人も増えています。
ユニフォーム姿の写真や、そばの山と並んだ記念写真など、思い出に残る1枚が撮れるのも魅力です。
「#わんこそば100杯チャレンジ」はちょっとした話題のハッシュタグになりつつあります。
そば以外の新しいスタイルの紹介
最近では、「わんこラーメン」「わんこうどん」など、わんこスタイルをアレンジしたユニークなメニューも登場しています。
地域ごとの特色を取り入れた「変わり種わんこ」も人気上昇中。
もしかすると、今後は「わんこスイーツ」なんてジャンルも誕生するかも?
まとめ
わんこそばの1杯はたった10~15グラムと、意外と軽め。
けれど、数が重なるとボリュームはなかなかのものになります。
食のエンタメとしても、旅の思い出としても、わんこそばは岩手の誇る名物です。
杯数だけにとらわれず、自分のペースで楽しく挑戦してみてくださいね。