絵を描いたり、ちょっとしたデザインに挑戦してみたくなったとき、「この色、もう少しカーキっぽくしたいな」と思ったことはありませんか?
実はカーキ色って、いろんな色を混ぜて簡単に作ることができるんです♪
今回は、初心者さんでも楽しめるカーキ色の調合テクニックをご紹介。絵の具でも色鉛筆でもできるので、おうちで気軽に試してみてくださいね。
カーキ色の作り方
基本的な混ぜ方(絵の具・アクリル・水彩OK)
カーキ色は、自然の風景やミリタリーファッションなどによく使われる、落ち着いた緑がかった茶系の色です。混色の基本は「黄+青+赤+白」ですが、もっとシンプルに言えば「緑+茶色」と考えるとイメージしやすくなります。
ステップ1:まずは「緑」を作る
黄と青を混ぜて、ベースとなる緑を作ります。
黄が多いと明るい若草色寄り、青が多いと深い青緑寄りになります。
初心者さんは 「黄色多め:青少なめ」からスタートすると、カーキに近づけやすいです。
ステップ2:緑に「赤」または「茶色」を少しずつ加える
カーキらしい“くすみ感”は、ここで調整します。
- 赤をほんの少し加えると、くすんだ深みのある緑になります。
- もしくは茶色を使うと、失敗しにくく初心者向けです♪
赤や茶色は“スパイス”のような役割。ほんの少量ずつ加えましょう。入れすぎると茶色になってしまいます。
ステップ3:白や黒で明度・彩度を調整
お好みの明るさや深さを加えて、カーキを完成させましょう。
- 白を加えると → 明るくてやわらかいカーキに(ミリタリーベージュ風)
- 黒をほんの少し加えると → 渋めでかっこいい深みのあるカーキに
調合の目安(ざっくり)
- 黄:5
- 青:3
- 赤 or 茶:1
- 白や黒:調整用にほんの少し
色鉛筆を使ったカーキ色の作り方【重ね塗りで再現】
絵の具のように色を混ぜるのが難しい色鉛筆でも、重ね塗りの工夫でカーキ色を作ることができます。
ステップ1:ベースに黄緑を塗る
明るい黄緑(黄+緑系)を全体に塗ってベースを作ります。色鉛筆に「若葉色」や「イエローグリーン」などがあれば、それを使うと◎
ステップ2:その上に茶色を薄く重ねる
茶色を上からふんわりと重ねると、自然な土っぽさや落ち着きが出てカーキに近づきます。色を重ねるときは力を入れすぎず、やさしいタッチで「何回かに分けて」塗るのがポイントです。
ステップ3:影や深みには黒を少し加える
影を入れたいところや、より深みを出したい部分には黒を使ってトーンを調整します。黒は全体に使うと暗くなりすぎるので、部分使いがおすすめ!
ステップ4:明るくしたいときは白でなじませる
最後に白で上から軽くこすると、色がなじんでソフトな印象に。ハイライトにも効果的です。
絵の具も色鉛筆も、「正解」はひとつじゃありません。自分のイメージに近づけるよう、少しずつ混ぜて・重ねて・試してみることが大切です♪
カーキ色のマット仕上げについて
マットな質感を生かしたデザイン
カーキはマット系の表現と相性抜群!
紙や布に落ち着いたトーンで描くと、上品な仕上がりに。
カーキ色の塗り方:ツヤありとマットの違い
水分多めにするとツヤっぽく、少なめにするとマットに。
絵の具や素材によって印象が変わるので、試しながら探ってみましょう。
マット仕上げのメリットとデメリット
メリット:落ち着いた雰囲気、質感が上品
デメリット:ムラが出やすい、発色がやや弱め
カーキ色の材料と道具
必要な絵の具と色鉛筆
カーキ色を作るためにあると便利な色は以下の通り
• 黄色
• 青
• 赤
• 茶色
• 黒・白
色鉛筆の場合も、上記の系統色が揃っているとスムーズです。
カーキ色を作るための混色ツール
混色には以下のような道具があると便利です。
• パレット(絵の具の色を混ぜる)
• 水筆やブラシ(色の調整に)
• スポイト(水分量の調整)
• 紙パレット(使い捨てで便利)
• テスト用のスケッチブックや色見本帳
カーキ色のバリエーション
オリーブ色と茶色の組み合わせ
カーキの中でも、少し緑が強めなら「オリーブ風カーキ」、
茶色を強めると「ブラウンカーキ」になります。
黄土色とピスタチオ色の相性
黄土色やピスタチオカラーと組み合わせると、やさしい雰囲気の配色に。
グリーン系統の中でも柔らかさを演出したいときにおすすめです。
カーキ色の彩度と明度の調整
白を足すとやわらかい「ライトカーキ」に、
黒を足すとシックな「ダークカーキ」になります。
彩度(鮮やかさ)を下げたい場合は、グレーをほんの少し加えると◎。
カーキ色のデザイン活用法
Tシャツデザインへの応用
カーキ色はTシャツやスウェットなどのアパレルデザインにぴったり!
自然体でおしゃれな雰囲気が出せます。
カードやポスターにおけるカーキ色の使い方
落ち着いた背景色として使ったり、手描き風イラストと組み合わせるとぐっと味のある仕上がりに。
ナチュラル系やボタニカル系のカードに◎。
カーキ色を使ったファッションコーディネート
カーキ色のパンツやジャケットは、黒・白・ベージュと相性抜群。
性別問わず使えるカラーなので、家族やパートナーともお揃いにしやすいですよ。
カーキ色の補色と調和
黒色や白色との相性
白と合わせると爽やか、黒と合わせると引き締まった印象に。
カーキの持つ「落ち着き」と「ナチュラルさ」が引き立ちます。
黄色やグリーンとの組み合わせ
近い色相なので、違和感なくなじみます。
自然や植物をテーマにしたデザインにもぴったり!
色の補色を使ったデザインテクニック
カーキの補色は「赤みのある色(赤紫や赤茶など)」です。
アクセントカラーとして取り入れると、デザインがより映えます。
まとめ
カーキ色は、緑や茶色などの自然の色を組み合わせることで、ぐっと深みのあるニュアンスが生まれます。
少しの混ぜ方の違いで印象も大きく変わるので、まるで色の魔法のよう♪
今回ご紹介した方法をもとに、あなただけの「お気に入りカーキ色」を見つけてくださいね。
デザインやファッションに取り入れることで、もっと色の世界が広がりますよ。